重度訪問介護

① 重度訪問介護って何? 

 重度訪問介護は、重い障害がある方が自宅で自立した生活を送るための福祉サービスです。食事やお風呂、トイレなどの身体介助から、料理や掃除などの日常的なお手伝い、医療的なケアや外出支援まで、24時間体制でサポートします! 

 このサービスができた背景には、寝たきりで自力で外出できない方でも「施設ではなく自宅で自立した生活をしたい」という希望があります。重度訪問介護を使うことで、自宅で自分らしく生活できるようになります。 

② 重度訪問介護の内容は? 

 重度訪問介護では、こんなサポートを提供しています 

  • 身体介助(入浴・排泄・食事など) 
  • 生活援助(調理・買い物・掃除・洗濯など) 
  • 外出時のサポート 
  • 入院中の介護支援や意思疎通のお手伝い 

 これらのサービスは、日常生活全般をサポートし、自宅での介助はもちろん、外出や入院中のケアも含まれているので、非常に柔軟なサービス提供が可能です! 

 さらに、痰吸引経管栄養などの医療的ケアも、研修を受けた介護スタッフが対応します。24時間対応可能ですが、利用者のニーズに合わせて、必要な時間だけサービスを使うことができます。 

③ 重度訪問介護の対象者は? 

 重度訪問介護は、次の条件のどちらかに当てはまる方が対象です 

  • 二肢以上に麻痺がある方で、「歩行」「移乗」「排泄」のいずれも「支援が必要」と認定された方。 
  • 障害支援区分の認定調査項目で、行動関連項目等(12項目)の合計点数が10点以上の方。 

 対象者は、18歳以上で「常に」介護が必要で、障害支援区分が【区分4】以上の方です。 

④ 重度訪問介護でできないことは? 

 重度訪問介護では、こんなことはできません: 

  • 利用者が不在時の掃除や家事など(自宅にいない時は対応できません)。 
  • 通学・通勤・就労時のサポート(お仕事の時間にはサービスを提供できません)。 

 また、ご家族への支援も対象外ですので、その点もご注意ください。